栃の大木と岩魚の谷 放流編 HOME |
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2001年9月24日 今シーズンはクライミングの方が忙しくほとんどまともな釣行にも行けなかった。この休みはラストチャンスということで,昨年から暖めていた放流計画を実行することにした。 深夜,車で家を出る。今日のBGMは中学時代に初めて手に入れたサイモンとガーファンクルのミュージックテープ。戸棚を整理していたら出てきたので持って来た。「アメリカ」を何度目かに聞くころ林道車止めに着く。 薄暗いうちに準備して沢沿いのソマ道を登る。割と歩きやすい道だ。2時間ほど歩くと稜線に出る。三角点を確認した後尾根伝いに種沢への下降点まで歩く。下の笹薮で何かごそごそ音がすると思ったら,のっそり大きなクマが現れた。鈴を鳴らし,手拍子で知らせると,振り返りながら藪に消えていった。 種沢の水は思ったより少ない。すぐに仕掛けを結び,倒木の上流に毛ばりを落とすとガバッと食いついた。1投目で尺岩魚が上がる。 | |
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出だしはよかったが,今シーズンはあまり通ってないのと,岩魚を生かすために水をたんまり入れた魚篭をぶら下げているのとで,釣れるはずの魚も釣り落としたりして,短時間では数をあげれなかった。しかし尺から8寸級を8匹,20cm級を6匹と種は確保できた。 魚止めの居付き岩魚。この美しい魚体を見よ。 |
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今回の岩魚の輸送方法は,丈夫なビニール袋を2重にし水を入れる。そこに岩魚14匹を入れ,電池式のブクブクをセットしゴムで口を縛り40Lのザックに入れる。きわめて簡単なシステムであるが,水の量が多いのでザックがすごく重いのが難点だ。岩魚の確保も移送もやはり手伝ってくれる人がいるといいなぁと思う。 山頂経由でブナ混じりの急斜面の藪を降りる。1時間歩き,何とか岩魚が産卵できそうな砂利床がある溜りを見つけ,ここで放流することにする。標高950m。ビニールを開けてみると,岩魚たちは元気いっぱい。まだ少し谷の水量が少ないような気がするが,もし居付けなければ,岩魚たちは自分で下降するであろう。 この谷の祖先になる岩魚たち |
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放流地点は,こんなところです。手を水で冷やしてから,1匹づつ岩魚を放す。すぐ岩蔭に逃げ込んだ。 |
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小岩に腰掛け,見上げるとサワグルミの葉がそよぎ,目をつぶるといい気分。ずっとこうしていたいと思う。 |
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来年は,岩魚の赤ちゃんを見にこよう。 |