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――― 事故 ――

 

このあいだの日曜日,年配の女性が交差点で車に撥ねられる事故を目撃した。

交差点で信号待ちしていた私の前の車が,青信号で発進した直後,信号無視して渡ってきた女性を撥ねたのだ。

 

発進直後だったのでそんなにスピードは出ていないはずであるが,女性はかなり飛ばされた。

私は,すぐ車を脇に寄せて停車し,女性の所へ駆け寄った。すでに加害者の運転手ともう一人の男性によって女性は路肩に移動されていた。車のほうはフロントガラスが割れて衝撃の強さを物語っている。倒れている女性を全体的に観察すると,顔面を打っており腕から少し出血もあった。声をかけてみると話せないが意識はあった。横向きの安静体位にして,通りがかりの方に119番通報をお願いした。

 

加害者(こちらも年配の男性)は興奮して,「なんでこんなことがありえるんや」「もうおしまいや」などと被害者を責めるようなことばかりわめき立てていたが,介抱しているもう一人の男性が被害者の夫であることが分かると少し大人しくなった。私は女性に,すぐ救急車が来るから安心してくださいと言ったけれど,苦しそうな女性の顔を見ていると待つ時間が長く感じられた。

 

やがて救急車が到着し被害者は救急病院へ搬送され,その後は,警察による現場検証に立ち会った。

この事故は,私が見ていた限りでは,被害者に過失があった。けど,横断歩道上の事故でもあり最終的な過失割合は大部分が加害者の分となるであろうし,刑事罰の対象になるかもしれない。

 

私自身は,幸い加害者の立場になったことはない。いつも自動車に撥ねられるばかりである。

入院するほどの怪我をしたことはないが,通勤途中の裏道で爆走してきた若い女性の運転する軽自動車に跳ね上げられ,腰と腕を強打したことがあった。このときもその女性はパニックになり電話もかけられないので,被害者の私が,腕から血を垂らしながら,足を引きずって近所の家まで行き,電話を借り119番して救急車を呼んだ。ちょっと説明に困ったが・・・

 

その他にも,覚えているだけで3回は撥ねられている。

このような経験から,通勤時の服装はなるべく明るい色のものにし,自動車の運転手とはアイコンタクトでこちらの存在を認識していることを確認して道路を横断するなど注意している。偏見だとは思うが,女性の運転手のほうが何をしてくるか分からないようで怖い。また,携帯をかけながら運転している自動車ほど自転車にとって恐ろしいものはないが,こちらも女性が多いような気がする。

 

道路交通法を確認したわけではないが,自転車を自動車が追い越す場合,1.5m以上間隔をとるか,徐行しなければならないと教習所で教わった。これを守っている自動車は非常に少ない。へたをすると幅寄せをしてくる自動車さえある。昔サイクリングをしていたころ,大型トラックがサイクリストを邪魔に思ってわざと幅寄せする場合があるので気をつけろというのが仲間うちの共通認識だった。実際,トンネル内で大型に接触されたことがあった。その瞬間,死ぬと思い,体中がかっと熱くなったことを今でも覚えている。長期間のツアー中に有名なサイクリストが交通事故で亡くなった話を何件か知っている。

 

私は,自動車は人間の自由を拡大してくれるものであり,またおもちゃとしては楽しいものと思うが,システムとしては不完全なところが多いと思う。なんで法定速度以上出せるような車を作るのか。なんで歩行者や自転車が怯えながら通行しなければならないのか。自動車を運転する者は,自分は絶対に加害者にならないとは誰も断言できないであろう。いつまでノーテンキでいられるかは神のみぞ知るである。せめて,その自覚を持って運転してもらいたい。

 

私は,自動車を運転することが恐い。


 
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