―――― がおろについて ――――

 

―― 飛騨では河童のことを「がおろ」「がごろ」などといいます。これは河郎または河童の転じたものとみられ,水陸両棲で想像上の動物です。顔は虎に似,口は尖り,背中に鱗甲があります。頭には水の入ったお皿をのせ,これが乾くと意気消沈し,水があると快力を発揮します。きゅうりが大好物で,人が水泳に行くときこれを食べると,渕に引き込まれてしまうといいます。絵にもよく描かれ,各地に伝説もあり,人々に親しみのある動物です。お酒の強い人を「あいつはガオロみたいだ。」と評したりして,酒豪の代名詞にもなっています。―――

これは高山の醸造元 老田酒造のパック酒「飛騨のガオロ」に印刷されているガオロの説明です。飛騨高山の夜は寒く,必然的に酒を飲みたくなるのですが,高い酒を飲むと体は温まるのに反比例して懐が寒くなるので,老田酒造の有名な「鬼ころし」や「飛騨自慢」はそんなに飲めない。そこでスーパーに置いてあるパック酒をいくつか飲んでみてまあいけると思ったのがこの「ガオロ」。人によってはこれを飲むと「頭が吹っ飛ぶ」とか言いますが,3年間飲み続け,頭はまだくっついています。少々働きが悪くなったような気がしますが・・・・。今でも,たまに高山方面へ行き「ガオロ」を見かけると,何本か買ってしまいます。

 

補足 私は酒が好きですが,酒には弱いです(いろいろな意味で)。

 

ホームページへ戻る