―― カフカの原則 ――

カフカといっても小説の話ではありません。

トレーニング,特にウエイトトレーニングでは楽な負荷でいくらトレーニングしても筋力アップになりません。
8〜10回ぐらいできる重量で限界回数(場合によっては補助を入れながらそれ以上)まで繰り返すことにより筋肉を疲れきらせます。
これを過負荷といいます。
ストレッチやジョギングなどのエクササイズは気持ちがいいので,いつでもやる気が起きるのですが(ほんとか?),
ウエイトトレーニングでは過負荷しないと意味がないので,苦しくてトレーニングルームに行くまでが核心だったりします。
トレーニングの基本原則

そこで,今日はトレーニングをしなくてよい言い訳をつい考えることになります。
「今日はちょっと熱っぽい」「午後からすぐ会議だから昼休みはおとなしくしていよう」などと・・・
そのなかでも最も強力な言い訳は「超回復の原則」です。

トレーニング後は疲労期があり,その段階で更にトレーニングしても効果がなく,かえって故障の原因になります。
疲労期から回復した後,超回復といって前レベルより筋力がアップする期間が訪れます。
普通は翌々日ですが,筋肉によってもその期間は違うし,個人差もあり,それがウエイトトレーニングの難しさ,面白さにもなっています。

この段階でトレーニングを行えば,そのレベルがベースになりさらに疲労,回復,超回復というパターンが続きます(続くはずです。)。
これがウエイトトレーニング理論の基本中の基本ともいえる原則になっています。
(最新の科学的な理論はよく知りません。)
超回復の解説

この原則を使えば毎日トレーニングしなくても「超回復はまだ来ていないから今日はやめとこ〜」と酒など飲んでサボれるわけです。
よく考えれば1日おきにトレーニングする部分をローテーションすればいいわけですが・・・

そして翌々日もなにか用事が入ったりして,超回復の時期は過ぎ去り,もとのレベルに戻ってしまうことの繰り返し。
たまにするトレーニングの効果もなく過ぎていく,忘年会続きの年の瀬です。

 

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