平成14年12月14日・15日
岐阜ケルン山岳会雪上技術訓練
場所:御嶽山 御岳スキー場から大滝頂上周辺
訓練内容
○低体温に関する注意
・冬の3000m級の山岳の特徴
気温が低い
風が強い(風速1mで体感気温−1℃)
・ウエアの重要性
・凍傷の予防
靴,手袋の調整,フード,目出帽
水分補給
○雪上歩行
・アイゼンなし
フラットフッティングが基本
登高は踵荷重
下降は爪先荷重
自然なすり込み
キックステップ
○ピッケルの使用方法
・各部の名称
・歩行時の持ち方(ピックは後ろ向き)
○アイゼン歩行
・装着タイミング
・フラットフッテイング(基本)
・フロントポインティング
・フラットフッティングとフロントポインティングのコンビネーション
・アイゼン・ピッケルのコンビネーション
○耐風姿勢
・コールによる練習
○滑落停止
・ピッケルなしの滑落停止
・ピッケルを使用した滑落停止
フォーム2種類(基本,シャフト巻き込み)
転倒したら速やかに体勢をとることを強調(加速がついたら停止は不可能)
○スタンディングアックスビレー
・雪上登攀におけるビレーの種類説明
スタカット,コンテニュアス(大阪岳連方式,タイトロープ)
・支点の脆弱性
・アンカーの設置
スノーバー,ピッケル埋め込み,土嚢アンカー
・肩がらみ確保の要点
巻き付け量による制動(握る力ではコントロール不可能)
・基本姿勢
○ラッセル
・雪の上に出るのがこつ
○テント設営
・場所
・向き
・整地,ブロックによる防風
○弱層テスト
・ハンドテスト
タイミング,場所
柱掘り出し(直径40cm,深さ70cm)
断面観察
テスト方法
判断