御在所中尾根クラックライン
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御在所藤内壁中尾根はゲレンデといいながらも,本格的なマルチピッチのフリークライミングが楽しめる素晴らしいルートである。通常登られているノーマルラインと並行して,いくつかバリエーションラインが登られており,今回2回に分けて面白そうなクラックを繋げ1本のラインとして登ってみた。 5.8~10dのクラックを中心としたこのラインは,クラック好きのクライマーならきっと満足できるものであろう。 (登攀日) アウトオブサイト,モンキーバック,展望クラック 2004.5.8 石際,佐原 ツルムクラック,P2ダイレクトルート,P1チムニー 2004.4.25 石際,佐原,坂口 |
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1ピッチ目がモンキーバック5.10dであるので,まずは前尾根P7あたりでウォーミングアップをしたい。 このアウトオブサイト5.9はクラシックとも言えるルートである。 ムーブが大変面白くお勧めルート。 古い残置があるが,基本的にNPのルートである。 その他,春日井の北村さん開拓の蛇の皮5.9もすっきりしたラインでウォーミングアップによい。 |
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中尾根へは一ノ壁の基部を経由して,1ルンゼ右俣を詰め,猿の顔(モンキーフェース)を目印にモンキーバックの基部へ。 1ピッチ目 モンキーバック5.10d 短いながら,美しいクラック。ハングを越えた後のサイズが変わるクラックへの冷静な対応がポイント。 2ピッチ目 展望クラック5.10a 木の生えたフィストクラックから,上部の凹角奥のかぶり気味のクラックを登る。意外に動きにくい。 出口のガバが浮いているので注意。 3ピッチ目 ツルムクラック5.10a P4からすこし下り,ノーマルルートの左から菱形に入ったワイド気味のクラックを登る。傾斜がないので適当にごまかせる。 上部は高度感のあるハンドクラック。非常に気分がいいルートである。 ![]() ツルムクラック上部 |
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4ピッチ目 P2ダイレクトルート5.10a,A1or5.11 ツルムのコルへ懸垂下降し,正面の新しいボルト連打のフェースを 登る。このP2ダイレクトルートは,ノーマルルート取付が非常に危険な状態になっている今,メインルートとなるべきラインである。 佐原がフリーで登り5.11ぐらいだとの感想。指自慢の方はお試しあれ。 最初のハングはフリーが無理なら1ポイントA1すれば,後は快適なフェースが楽しめる。 アブミ不要。 5ピッチ目 P2オニギリ5.8 オニギリのクラックに入る手前,ボルトのあるフェースが難しい。 6ピッチ目 P1チムニー5.8 オニギリから右手へ20m懸垂下降し,ボルト2本のアンカーから。 浅いルンゼ状から,長い変化に富んだチムニーを登る。出口のスクイズが苦しい。要所要所にしっかりボルトがあり,緊張感を失わせているのが残念。 ここまで登れば,心地よい疲労感と満足感に浸れること,間違いない!(おやじギャグ) 下降は終了点から懸垂2ピッチでマイナスの滝へ降りるか,左上へ少し歩き,ブッシュを支点にP2に懸垂下降し,P2から50m1ピッチでツルムのコル。コルから1ルンゼ方向へ少し降りた支点から1ピッチで右俣へ降りる。 |