乙女渓谷夫婦滝アイス
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(1月25日) 今日はケルンのメンバーと加子母村の乙女渓谷夫婦滝を登りに行った。 夫婦滝は70mクラスの2本の滝が氷結したもので,1997年2月23日,3月2日に故池学氏らによって初登され,岳人601号に記録が発表された。 3年前,この滝を目指したが,登山道が荒廃しており,インディー・ジョーンズの気分を味わいながら3時間半のアプローチの末,男滝左横にある妾滝の上部氷柱下まで(50m)登るだけに終わっていた。 今回は,登山道の改修工事がほぼ完了しているという情報を得ていたので,是非男滝を登りたいと思って向かったが,思ったより積雪が多く,なんと滝下まで5時間もかかってしまった。 結局,時間切れで取り付くことはできなかったが,結氷状態は良好で,この地域の滝としては抜群のものであった。 女滝の位置も確認できたので,2月中に再度挑戦したい。 (1月31日) 先週の山行でラッセル敗退した夫婦滝に行ってきた。 先週のトレースとパートナーに恵まれ,男,女両方の滝を登ることができた。 3年前に見てからずっと登りたいと思っていた滝を登れて,今幸せです(単純)。 あと残された課題としては,妾滝上部の氷柱をリードすることであろう。池氏も氷柱下までで下降している。飛騨南部のアイスクライミングフィールドとしては出色のエリアである。 春の夫婦滝 ![]() <日程> 2004年1月31日(土) <メンバー>石際淳、石原和宏 <行動> 乙女渓谷キャンプ場7:20 夫婦滝下8:40 男滝登攀開始9:00 終了12:30 女滝登攀開始13:30 終了16:20 夫婦滝下17:30 キャンプ場18:20 <装備> アイスハーケン10本程度 <記録> キャンプ場から先週のトレースが残っており,1時間20分で男滝下に着いた。結氷状態は先週よりも良さそうだ。 滝をよく観察し左手から取付き右へ抜ける弱点を着いたラインを取ることにする。 (1ピッチ目)25m 石原リード 傾斜があまりなく簡単そうに見えたが,登り出すと氷は均一ではなく,カリフラワー状になっており,変則的な登りを強いられた。ハーケンも打てる所が限られ,少し難しかった。 壁が立ってくる手前でアイスハーケン3本でピッチを切る。 ![]() 1ピッチ目をフォローする石際。ここまで来ると,氷も安定してくる。 ![]() ![]() (2ピッチ目)45m 石際リード 氷は傾斜を増してくるが,氷が安定しているので快適に登れる。中間部は氷の下を水が流れているのが透けて見えるほど薄いので,デリケートな登攀となる。最も傾斜の強い部分は右から回りこみ,最後は氷がなくなり雪壁の下に岩があるというお決まりの課題をだましだまし這い上がり終了。 大木でビレー。 ![]() 終了後は左手の小尾根を少し登り,左へトラバース(雪崩注意)して,小秀山の登山道に出て,取付きヘ戻る。 昼飯を食べ,小休止の後,女滝へ向かう。 女滝は男滝手前に左岸から入っている枝沢を少し登ったところにある。 スラブに懸かった氷は岩が透けて見えるところもあり,傾斜も均一で休めるところが少なく,困難な登攀を予感させた。 ![]() (1ピッチ目)20m 石際リード ここも階段状になっている部分が見かけより悪い。右の凹角は氷が悪いので,左のスラブに乗った薄い氷にハーケンをタイオフしながら登る。傾斜の落ちた中間のテラスでピッチを切る。 ![]() (2ピッチ目)40m 石原リード 2ピッチ目の出だしを行く石原。 70°強のよく発達した氷を登る。 ![]() 傾斜が落ちると氷が悪くなり,不安定な氷を落としながらの登攀となる。 石際は岩陰に隠れてビレー。 ![]() 上部の薄い氷を慎重に処理して終了。 終了後は右の尾根をシングルロープ2〜3回の懸垂で取付きへ戻る。 男滝下で滝を見ながら,ゆっくり行動食を取り,出発しようとすると滝の上に月が昇った。 ![]() 月明かりの中,1時間弱でキャンプ場に戻る。 帰りに金山町のドライブイン飛山向かいの札幌ラーメン「どさん娘」で飯を食って帰った。 ここのラーメンセットは800円で結構腹が膨れます。 なぜか岳人の最新号も置いてあり,ポイント高いです。 | |