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粕川西谷中俣〜ブンゲン〜右俣(タケヤ谷)
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2003年7月21日
メンバー 石際,加藤,荒木

各務原山岳会の日比野和美氏の「百山百渓」(3巻まで自費出版)は奥美濃の沢好きにはバイブル的存在です。
より困難を求めるアルピニズムとは違う世界がここにはあります。
1986年に出版されたこの記録集で,家から30分〜2時間で行ける薮山の楽しみ方を教えてもらいました。

今回はヒン谷から若丸山を登る計画をしていましたが,梅雨が明けきらず奥深い谷はちょっと恐いので,近くで楽しめる谷ということで,粕川の西谷を登ることにしました。
実はメンバーの加藤も荒木も沢登りが初めてなのです。これからも沢をやってもらいたいので最初の印象が肝心と考えこの花崗岩の沢を選びました。

普段は水量が少ない沢ですが,今回は梅雨時ということで水量も申し分なく,全身ずぶ濡れになりながら登下降を楽しむことができました。

遡行図を見ていただくと分かるように,林道がかなり延長しており,昔遡行した時の入渓地点が見つからず苦労しました。
中俣に入ってすぐに釣り師2人組に追いつき,なるべくポイントに入らないようにすれば先行していいよと言っていただき,お言葉に甘えて登らせてもらいました。大学生パーティーと思われたみたいです。


中俣中流の両門の滝。
中段から入り,50mのナメを歓声を上げながら登れます。


源流部まで直登できる滝が連続し,少しの薮こぎで稜線の切り開きに出ます。
頂上からは琵琶湖が見えました。ビールで乾杯。

右俣の下降はよく地形を確かめて。
源流部の滝は2箇所ほど高巻きか懸垂が必要です。

トイ状(チムニー)滝50mは思い切って水流の中を下降。
この沢のハイライトでしょう。

下降もナメの連続。


何も考えず,じゃばじゃば水の中を歩く。


二俣を過ぎてすぐ右岸に栃の大木があり,その下の滝の連続は素晴らしいの一言です。
周辺の自然林もすばらしい。


植林が出てくると,左岸に踏み跡があり,すぐに林道に出ました。
林道の延長工事を見た時,この沢もだめになったかと思いましたが,まだ素晴らしい部分が残っていました。
これ以上林道が延長されないことを願います。

遡行図

入渓地点9:00 ブンゲン頂上12:40〜55 入渓地点15:30