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錫杖岳北沢大滝〜本峰正面ルンゼ
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このルンゼは10年以上前の冬に初めて見て,頂上に直接突き上げているいいラインだと思い,ずっと登ってみたかったものでした。
信州大学のぢゃんぼさんという強力なパートナーを得て,スカッと登ることができました。
当日は気温が高めでしたが,新雪が落ちた後の硬い雪壁が出ていて,北沢大滝はロープなし。正面ルンゼはほぼ快適なダブルアックスで行けました。



       


技術的にそれほど難しい所はありませんが,ルンゼの状況判断と上部の雪壁,雪庇に気をつかいながらの「スピード命」的なクライミングが要求される,典型的なルンゼルートです。



<日程>   2003年3月14日(金)晴れ
<メンバー> 石際淳(岐阜ケルン山岳会)、横山勝丘(信州大学山岳会)
<行動>
槍見5:15 錫杖沢出合7:30 中央稜乗越点9:30 頂上12:15〜12:40 北尾根経由 錫杖沢出合13:40 槍見14:50
詳細ルート図

<装備>   アイスハーケン5〜6本、ロックハーケン各種6枚、カム少々

<記録>
槍見からワカンでラッセル。
錫杖沢出合は完全に雪に埋まり雪原になっている。
広い雪の斜面と化した錫杖沢を詰め、北沢大滝に向かう。 錫杖沢の岩小屋の少し上からは先週降った新雪が雪崩れて落ちており、 硬雪を快調に登る。

北沢大滝入口
     


北沢大滝は雪崩れで磨かれ硬雪壁と氷が交互に出てくる。
全体的に傾斜がなく、2人ともノーロープで駆け上る。

     


大滝上部の斜面は何本かの雪崩の溝が出来ており、中央稜上部へ出る 溝を、たまに出てくる氷をダブルアックスしながらひたすら登る。

     

中央稜上端で、昨年開拓した「見張り塔からずっと」に掛かる氷柱を眺め ながら大休止。ルンゼ入口の大洞穴は完全に埋まって雪壁となっていた。
雪壁をトラバースし、正面ルンゼに入る。

1ピッチ目
石際リード。最初は雪壁。上部は快適な氷を登り、傾斜の強くなる手前で アイスハーケンでピッチを切る。
2ピッチ目
横山リード。快適な80°ほどの氷を乗越し溝状の雪壁を登る。

     


先ほど登っていたところに左壁からでかい雪崩が落ちるのを見る。
3ピッチ目
石際リード。雪壁から薄いベルグラをダブルアックスし雪壁途中のしょぼ いブッシュでビレー。

     


4ピッチ目
傾斜の強いミックスを登り、本峰直下のフェースを左から巻き、最後は ハングした雪壁を突き崩し頂上に上がる。
このピッチが技術的に一番難しかった。

     


北尾根経由で2100mのコルから下降し1時間で錫杖沢出合に戻った。