―― テレマークスキーのつどい ――
2月22日、23日に飛騨かわいスキー場で開催された全日本登山とスキー用品専門店
協会中部ブロック主催のテレマークスキーの集いに参加した。
参加者は20人ぐらい。年配の方も多かった
1日目は初、中、上級に別れて講習を受けた。
クラス分けは自己申告で、私は当然、初級に入る。
天気は曇り時々小雪で雪質は最高である。
講師は佐々木先生
9時〜12時
1.歩行練習
*目線は進行方向
*足元を見ないこと
2.極緩斜面での上下動を伴う左右の足の入れ替え
*両足均等荷重になっていないと曲がってしまう
3.緩斜面、斜滑降での上下動を伴う足入れ替え
*アルペン経験者でないと難しいらしい
4.3の斜滑降を谷足前でスタート
1山足出す、2谷足出す、3山足出すのリズムで、2のとき谷側にストックを突き、
3で少しだけ膝を入れると、あら不思議。テレマークターンになってしまう。
5.片足斜滑降
これもできない人が多かった
6.連続ターン
*目線を上げ、進行方向を見る
7.小回り
*努力目標として
*ストックワークに注意
お昼休みに試乗用の板を履いてみる
*ブラックダイアモンドのクロスボウ
新雪が少しあったので、入ってみたが減速せずスピーディーに滑れ、気持ちよかった。
癖はないような感じだったが、わしのテレマークの技量ではコメントできません。
重いのが難点。
*同アークエンジェル
これは非常に扱いやすかった。
わしでもカービングの感覚が味わえた。
しかし、靴(スカルパT3)がやや負けている感じで、しっかりエッジングするため
足首周辺の筋肉を緊張させる必要があり、疲れた。
乗り込めば足が慣れると思う。
午後は中級に行けと言われ、藤沢先生の班に入る。
講習内容
13時〜16時
1.大回り
*視線、上体の姿勢をポイントにおさらい。
2.前に半歩ずつ内股で足を交互に出し、連続で歩くようにターンする
*リズム
*見た目にはプルーク小回りのようになる
3.1ステップターン(名前は出さず)
*悪雪、ツアーに重要な技術
*重荷のツアーでは安全第一
滑る楽しみは空身になってから
*プルークによるテレマークが最も強い滑り
ただし疲れる
4.上下動なしで足入れ替えによるターン
*中回りから小回り
5.ストックワーク
*やや広めに構えるとよい
*見た目も優雅
6.ストックなしで、舵取り期にターン内側の手を外側の骨盤に当ててターン
*自然な外傾と外向
*上体は起こす
*脇腹がきつい感じ
*決るとスキーが走る感じを掴む
7.6を意識して大回りで滑降
8.自由滑降
*楽しく
*本人が気持ちいいときは、見ていてもいい形になっている
講習が終わり、参加者は大門旅館へ移動。1日だけの参加者もいた。
わしはスキー場の駐車場で酒飲んでシュラフに入って寝る。
2日目
ほとんどの人は、スキーツアーに行ってしまったので、今日の講習は1班編成。
講師は藤沢先生。
9時〜12時
今日は初級の方も一緒だったので、また歩きから入る。
昨日の佐々木先生とまた違う指導方法で、興味深く講習を受けた。
それぞれの受講生のポイントを的確に指導していく力に感心した。
プルークで内足の膝を曲げると内エッジが外れ、自然に内スキーが外スキーに
ついていくという解説は目からウロコであった。
私のポイントとしては
*スキーが長めの従来のテレマーク板に近いと言うことで、ターン時に自分から膝で
スキーを押し出して、滑らせていく感覚を持つと滑りが変わってくる。
(これはかなり高度な感覚だと思う。)
*斜度にあわせ、体が斜面に対し直角となるよう、前へ踏み出す角度を変えること。
急になれば積極的に前へ踏み出すこと。
*いいときと悪いときがあること。
(経験が浅いので滑り込むしかないと思う。)
講習全般としては、自分が感覚的に理解でき、練習すれば確実なものにできると
思われる内容であった。
解散後はフリーで滑っていたが、雪が非常に悪く、怪我をするのがいやなので、
早めに切り上げて帰った。
参加費が3,000円(旅館に宿泊される方は13,000円)
リフト券の割引もあり、非常に価値のあるつどいであった。