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――白山釈迦岳から湯の谷源流を経て白山往復――

1994,5,

石際 淳(単独) 

 

今年も市ノ瀬のゲートが締まっており,車道を少し歩いて釈迦新道登山口へ。雪がほとんどなくがっかり。一旦林道に上がり湯の谷川を渡り尾根に取り付いて30分ほど登ると少しづつ雪が出てくる。しばらく行くとプラトーとなり,シールで行けそうになったのでスキーを着ける。雪が少ないのでブッシュが少々うるさい。

 

ブナ林を抜けるとダケカンバが目立つようになる。尾根上は雪が切れているところがあるので右側を巻き気味に登る。最上部の尾根上は雪が消えているので左の丸岡谷源流に入る。右岸のドーム状ピークの雪壁はズタズタになってブロックが落ちてきそうなので,急いで通り抜け,二俣を左へ入ると小規模ながらカール状の斜面になり,下りが楽しみだ。

 

谷を詰め釈迦岳すぐ北のコルに上がると,湯の谷川源流から白山までよく見渡せる。ここでシールを外し湯の谷川まで標高差200mの滑降。あっという間だが,一面の雪原で気分がいい。谷には雪がびっしりつまり,上部のゴルジュも問題なさそうなので,のんびり奥さんの作ってくれたおにぎりをほおばる。

 

ちょっと雲行きが怪しくなってきたので出発する。シールがよく効き,どんどん高度を稼ぐ。ゴルジュを通過し,二俣を右に入り直登限界の斜面をまっすぐ登っていくと,傾斜が緩み,広い雪原の向こうに奥宮のとんがったピークが見えてくる。ピークの直下はガレが出ているので,スキーをデポし奥宮へ向かう。

 

ピークには登山者が3人いたが,この時期にしては人が少ない。風が強く寒いので丸いプレートにタッチして早々に下山。デポ地に戻り滑降開始。小回りでビュンビュン飛ばし,あっという間にゴルジュ手前へ到着。落石があるのでスキーで踏まないように気をつけて通過する。傾斜がなくなり,雪も腐ってきて,ほとんど直滑降で下る。

 

往路で谷へ降りた地点より少し下流の,谷がクランク状に屈曲する所まで下り,シールを着け,釈迦岳へ向かう。釈迦岳すぐ北のコルから滑降開始。狭い谷を少し滑り,左手の斜面をスキーを着けたまま少し登り,尾根上に出る。広い斜面の丸岡谷側を快適に滑る。丸岡谷の流れが見えるところまで下ってしまい。雪も途切れてきたのでスキーを脱ぐ。結果的には登りでとったコースを下ったほうが長く滑れるようだ。

 

登山道から離れてしまったので,ひどい薮漕ぎで苦労する。なんとか登りで通過したプラトーにたどりつき,雪が少し残っていたので,またスケベ心が湧きスキーを着けるが,50mも下らないうちにブッシュに阻まれ,泣く泣くまた薮漕ぎをして,今度は登山道に出た。後はフキノトウを摘んだり,ビールを飲んだりしながら車まで歩く。車を出すと間もなく雨になった。

 

市ノ瀬ゲート5:10 釈迦岳登山口6:05 プラトー6:40 釈迦岳8:30 湯の谷川8:40 白山奥宮10:30〜45

湯の谷川下降地点11:05 釈迦岳11:50 プラトー12:45 市ノ瀬ゲート14:10

 

(コメント)

スキーの機動力を発揮できるコース。技術的に難しい部分がないのでスキーを楽しめる。

この日,偶然,チーム野良犬の青島さんたちは別当から入り七倉山から湯の谷川を滑降している。林道の橋まで快適に滑れたそうである。と言うことは,下りは湯の谷川をそのまま滑降したほうがいいかもしれない(残雪状況確認のこと)。なお,釈迦岳から丸岡谷へ滑り込むルートも,途中に一箇所滝があるのをスキーで回りこめるので,快適な滑降ができる。

 

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