×

[PR]この広告は3ヶ月以上更新がないため表示されています。
ホームページを更新後24時間以内に表示されなくなります。

穴毛谷第二岩稜「草原の小径」第一岩稜「RUNNING WILD」開拓
HOME

1988年7月31日〜8月1日
メンバー 鈴木晴人,石際

 長かった梅雨も明け,やっと夏らしくなった。今回は四ノ沢の偵察と,運がよければルート開拓しようということで,穴毛谷へ入った。
1日目は四ノ沢出合にベースを張り,Bルンゼを目指す。ところが第一岩稜の末端まで来てみると,Bルンゼはクレバスでズタズタになっていて,とてもハイキングシューズでは登れそうもなく,第二岩稜に転進する。御在所の前尾根のような気分でルンルンと好きなところを登り,最後,気持ちのいい凹角を抜けると,草原のような広い尾根になった。取付きから4時間ほどで縦走路に出る。下降はAルンゼを下った。ここは大きなガレが詰まった不安定なルンゼで,とても怖かった。ハイキングシューズでは雪渓を下るのも怖くて,バイル片手にザリガニのように後ろ向きで降り,ベースまで3時間半もかかってしまった。雪解け水で冷えたビールがうまい!
使用ギア フレンズ1〜3番,ハーケン4〜5本

草原の小径

8月1日
今日はベースを撤収し第一岩稜に向かう。
通常第一岩稜はAルンゼ側から取り付くが,Bルンゼ側も登れそうであったので,こちらから登り始める。登り出すと手強く,どんどん右へトラバースを強いられ,岩稜の尾根から離れてしまった。幸いルート開拓するだけのギアもあるので,そのまま登る。傾斜が強く,弱点を見つけるのに苦労した。たまに浮いた岩があるので大胆なムーブはできないが,クラックが多くプロテクションはよい方である。4ピッチでオリジナルルートに合流した時はすでに昼過ぎであった。ここでまだ第一岩稜の1/3を登っただけなのである。気分が滅入りそうそうになるのを気合を入れて登り出す。第一岩稜がひどく長く感じられる。残置のピンは古くバウンドテストが必要だ。縦走路に出たのは17時30分。取り付いてから11時間も過ぎていた。
ここからフラフラと笠ヶ岳を目指して歩き出す。笠ヶ岳からは笠新道を下る。私がかなりバテたので,若い鈴木君がロープをしょってくれた。月に照らされて新穂高についたのが23時45分であった。
使用ギア フレンズ1〜3番,ロックス1セット,ハーケン5〜6本

RUNNING WILD