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岐阜市近郊ゲレンデ案内(金華山,岩戸公園)
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クライミングは室内の人工壁で5.10から登り始め。ある程度登れるようになって,今度はアルパインにも挑戦だといきなり錫杖あたりへ行き,フリークライミングルートの感覚で登ってしまう。フリーのルートならX級どまりなので登れてしまう。残置ハーケン,ボルトの強度も知らないで,墜落したら確保のシステムにどのくらいの負荷がかかるかも知らないで。懸垂下降をボルト1本でやってしまう。テラスに着きセルフビレーを取る前に下降器をはずしてしまう・・・・・

経験を積んだクライマーなら今,自分がどのくらいの危険に曝されているか大体分かるものである。そしてそれにふさわしい行動を取ることができる。それのまだできない経験の浅いクライマーは岩場において安全を確保するための最低限のルーティンをまず徹底的に身につけることが必要だ。

岩戸公園は岐阜市金華山ドライブコースの南上り口にあり,高さも15mぐらいと小さなゲレンデである。最近ではここで岩登りをしている人はほとんど見かけなくなった。ルートもW級どまりでスポーツクライミングの対象になるような岩場ではない。しかし,初中級者のロープワークの練習には最適なゲレンデなのである。アルパインルートに挑戦しようとする者は,こういうゲレンデである程度の荷物を背負い徹底的にロープワーク,コール,懸垂下降の手順を練習すべきである。

また,より困難な登攀をめざす者にとっても,とても重宝なゲレンデなのだ。例えば,穂高の継続登攀を目標とするなら,実際に背負う負荷+αを背負って実際の登攀距離をトレースする。そして,そのトレーニングの結果が本番でどうであったのかをデータとして記録,分析し次の課題のトレーニングのメニューを設定する。この蓄積により,より効率的,効果的なトレーニングができ,年中登っていられるクライマーでなくても,目標とするルートによりどのぐらいのコンディションまでもっていけば,登れるかが分かってくる。
私の場合,冬壁に入る前にはCルートを10kgの負荷でアイゼン,手袋で登れるのを目安にしていた。Aがアイゼン,手袋でリードできたシーズンは正月の滝谷クラック尾根を駆け登ることができた。 このゲレンデはチャートのため御在所のようにアイゼンの穴ができず岩をよく観察してツァッケを置く必要があるので,冬の穂高,槍をめざすものにとってはよい練習になると思う。アイスクライミングのアイゼンワークにも有効だ。アイゼンで登りこんだ後は金華山をボッカすれば,体力とともに自信もつき冬壁の怖さも吹っ飛んでしまうことであろう。

ルート解説
@X+〜Y-(A1) Aルートをスタンスから1歩上がったところから左にトラバースしてハーケン連打のすぐ右を直上。前傾してホールドが細かい。
AW+ スラブの下をトラバースして凹角を直上。かぶり気味で手の負担が大きい。
BW Aの右の凸状のところをガバホールドで登る。
CW スラブが少し細かく外傾バンドに立つのに少しバランスがいる。後はガバとステミングで登る。
DW スラブの右の階段状を登り,真上の一見すごそうなハングを直上する。ホールドは豊富。
EV- Fのハングを左に回りこんで登る。
FV+ ハングの上下は階段状。ハングの乗越しは少しバランスがいる。
GV 木の右の小ハングを右へトラバースぎみに乗越す。
HV- 池の奥のルンゼ状から左のフェースを登る。傾斜はあるがホールドが大きいのでぐいぐい登れ気分がいい