岐阜市周辺のボルダー案内(その3)
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長良川納涼台ボルダー

2003年1月4日
正月三箇日のお節で膨らんだお腹をヘっこますべく,金華山の長良川沿いにある,納涼台のボルダーの掃除をしてきました。

納涼台は多分,鵜飼の観覧のために作られた展望台だと思いますが,現在はなぜか降り口の階段に有刺鉄線が張られ降りれなくなっています。
このボルダーは1983年ごろ,私がクライミングを始めた当時,仕事の帰りに遊んでいたもので, 夜中に暗い階段を降りて行くのは,それは勇気の要るアプローチでした。たまに変なおじさんなんかがいたりして・・・。

先日,久しぶりに見に行ってみると,周りには大きな木が生えているし,蔦や苔もひどく,とても取付く気になれませんでした。
掃除前


鋸と鎌で武装し,自然破壊の末,2時間かけてすっきりさせました。

○場所
長良川左岸金華山トンネルすぐ上流。地図参照

周辺地図


○アプローチ
護国神社から金華山麓の道を東に向かい,「鈴虫水車」の前あたりに駐車し,歩道をさらに歩いて200mほど行ったところにステンレスの円筒状の梯子があるので,そこから長良川へ降ります。
降りて,上流へ向かうと,ホームレスのおじさんがいつも毛布に包まって寝ているので,声を掛けて脇を通らせてもらいましょう。納涼台の下段を通り過ぎ階段を降りたところです。

○プロブレムについて
@面白いのは,一番突き出た舳先のようなハングのマントリング(右手,左手どちらもできる) です。これは,高鉄棒で久しぶりに蹴上がりをするような緊張感が味わえます。
Aあと右の岩の上からスタートし,ヒールフックなど駆使しながら舳先を回り込み,左面の1段上がった ガバにランジしてから上に上がる,長いトラバース。これは逆もできます。
BC簡単なのは右面または左面を単純に這い上がる課題です。
どれもマントリングが主体の課題ですが,人工壁にはないムーブ(自然の岩場では終了点によくあるパターン)で楽しめると思います。

Dあとプロジェクトとして,左面のフェースだけで左上していく課題はできたらパワフルで面白そうです。
水位が低いときは,納涼台から階段を降りたところの小さなボルダーのスラブでも遊べます。

プロブレム1


プロブレム2


○その他
年中登れると思いますが,雨の後は沁み出しがあります。
日陰なので冬は寒いかも。

高さがないボルダーなのでマットはなくても可