岐阜市周辺のボルダー案内(暫定版)
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鶯谷ボルダー

○場所
鶯谷トンネル北出口のすぐ上。地図参照

○アプローチ
鶯谷高校の裏の駐車場に車を置き,トンネル横の小道を少し登るとユースホステルへ行く遊歩道に出る。そこで山側を見ればすぐそれと分る。駐車場から2分。

○ボルダー概要
遊歩道から見るとあまりいいボルダーに見えないが,基部へまわりこむと,薄かぶりのすっきりしたフェースが現れ,クライマーならちょっと触って見たくなるような岩である。写真及び現在までのプロブレムはおって掲載する予定。ちょうど藤内の電柱ロックに形,サイズは似ている。だだし,こちらはチャートなのでホールドは豊富。カンテをはさんで右がうすがぶりフェース。左が下部がハングしたホールドの多いフェースになっている。

○プロブレムについて
昭和62年このボルダーを発見したわしは職場から5分という近さであったので,昼休みに通うようになった。当初はカンテをスタートとしてそれぞれのフェースのトラバース(限定なしで5.9くらい。)の課題を楽しんでいた。また右のフェースを右上する課題はやさしいが高度感もあり楽しめる(5.7)。その後両フェースを通したトラバースもできた(5.10)。どっちの方向でも面白い。
数年後,フェースクライミングか人気の時代となり,右フェースのホールドを制限した課題をいくつか設定(5.11)。指先の強化と薄かぶりでのフットワークを練習し屏風山のH君のフェースなども登れるようになった。
その後10年ほど,クライミングから遠ざかっていたので,その間触る人も無かったと思う。
最近,クライミングを再開したので当時できなかったような課題に挑戦中です。たった1個のボルダーですが,登られた方がみえましたら,プロブレム,感想等連絡いただけるとうれしいです。また,一緒にボルダリングしていただける方も連絡ください。

○その他
夏は蚊が出ます。虫除けスプレー必携。
右フェースのランディングはいい。左フェースは基部から下も岩場になっており転落に注意。各課題はノーロープでなされたものだが,ボルトも1本あるので,フレンズ,立木等と併用のうえトップロープもできる。また,チャートの岩角が鋭いので細かいフェースの課題には指先のテーピングが必要。
桜の咲く四月,紅葉が美しい11月から12月が最も気持ちよく登れる季節です。コゲラ,コガラなどの野鳥も多いです。リスさん,イタチくんもたまに見ます。
広域地図 周辺地図

○プロブレム紹介
@がばがばホールドを使ってフェースを右上する課題5.7。手軽にハイボルダーの感覚が味わえる。クライムダウンはちょっと怖い。A右左どちらも行ける。核心はパーミングを使ったホールドの持ち替え。左足のスメアが甘い。5.9

Bカンテ上の角のようなホールドを左手でスタート。スタンスはハングの下に求める。フェースはガタガタでホールドが豊富だが転落の恐怖もあいまって動きにくく前腕がパンプする。左のコーナーを回りこむとき基部の小さい岩を使わない。右左トラバース可能5.9。ABを連続すればかなり持久力つくかも。5.10

Cカンテ上の角のようなホールドを左手でスタート。Aで使う上部のホールドは制限。中間のフレークからデッドで次の四角いホールドを取るのが第一の核心。四角ホールドの上の角状のチップでこらえカンテにランジする。私もたまにしかできません。5.11

D上部でカンテを使わない。妙に動きにくく,高さもあり怖い課題。5.8 E左手は穴ぼこ,右手はかかりのいいカチでスタート。左側のクラック沿いのホールドは制限。非常に指が痛い課題。5.11 F左手はEのカチ,右手はすぐ横の持ちにくいホールドでスタート。9月15日中津川山岳会の西澤氏により,デッドでいきなり指2本カチをとるムーブで初めて登られた。グレードは1級〜初段やさしめぐらいとのこと。このムーブはリーチがないものには難しいので,その下の痛いフィンガーチップを使う(スタティックに登れる最も美しいラインと思う)かV字状ホールドすぐ下のフィンガーでこらえデッドでいくムーブで後日ワシも登れました。


第2段で長良川千鳥橋ボルダーも近々紹介させていただきます。おたのしみに(でもないか?)